2019
福井咲弥
自然の痕跡
葉には決まった寿命があり、ひとつの葉が一生樹木と共にあることはないそうです。
木での役割を終えた葉は枝から離れやがて土に還ります。そんな葉たちがそこで生きていたという証を残すことはできないだろうかと考え、私は紙に葉の形のエンボスで表現した模様を製作しました。
葉をプレスすることで紙にエンボスとして葉の形を残し、葉自体がそこになくとも見た人に葉の存在感を感じてもらえるような模様を目指しました。
また、レコードジャケットや手紙といった遠くへ運ばれるものに展開を想定し、その展開図を模様に落とし込みました。
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