Kyoto Seika University MOYO Project

2018

吉村紗奈

colorful
ぶどう
花びら
山の衣替え

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ぶどう

花びら

山の衣替え

colorful
「人によって見え方が違うもの」×「いろいろ」
何かのようで、何かでない。
そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
見る人によって見え方や受け取り方が変わる、そんな作品を目指した。
色々 色とりどりで見え方も色々。
形は木かもしれないし、葉っぱかもしれない。
鳥の羽かもしれないし、上下を返せば果物にも見える。
見る人の読後感を大切にした作品を志向した。
そばに置くだけで、少しだけ気分が上がるものを目指して。

ぶどう
「ぶどうの魅力的なところ」
ぶどうを観察し、魅力的に思った4つの要素(つぶつぶ感、繊維感、ぶどうの皮、果汁感)に
着目し、ひとつひとつを再構成した。
つぶつぶ感はコロコロとした愛らしい形を、繊維感は細かく線1本1本に意識を込め、
ぶどうの皮は捲るとき緩やかな楕円を描く様を、果汁感はそのまま溢れるジューシーさを表現した。
少し落ち着いた雰囲気の、愛らしく思えるものを目指して。

花びら
「風」×「花びら」×「軌跡」
花びらが ぶわりと風に吹かれ、流れ星のように軌跡を描きながら舞う様子を再構成した。
軌跡を可視化することによって画面全体の中でも動きをつけ、
爽やかで軽い印象になるよう工夫した。
身に纏った人の気持ちが軽やかになるものを目指して。

山の衣替え
「秋の山」×「衣替え」×「様々な表情」
秋から冬にかけての山の変化を自分なりに再構成した。
木々が丸々とした身をつけている様子や葉の色を変化させる様子などは
植物によって多種多様なので、各自の色がありつつも遠くから見ると「山」という
一体感がでるように心掛けつつ作成した。
色味はあまり明度彩度ともに明るすぎず、だけれども暖かみの感じられるものにした。
この模様がそばにあると、少し嬉しく思えるものを目指して。

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