Kyoto Seika University MOYO Project

2018

吉澤恵

山紫水米

こちらは模様の習作の一環で「パッケージ デザインコンテスト 北海道2018」に応募した作品です。
袋に詰め込まれているお米は、北海道・森町にある山本農園さんのゆめぴりかというお米です。秀峰・駒ケ岳の麓に位置する森町の「温泉水を利用できる」という利点を最大限に生かして作られています。同時に、駒ケ岳のちょうど裏に位置する大沼国定公園も駒ケ岳に育まれた偉大な自然の一つです。街のシンボルでもあり恵みでもある駒ヶ岳、そのアイデンティティをパッケージに生かせないかと考え、米袋をぐるりと囲むように駒ケ岳を囲む樹々や風景のイラストを施す事でこのようなデザインに仕上がりました。
商品名としている「山紫水米」は、自然の風景が美しい様を表す「山紫水明」をもとに新たに考えた言葉です。山は陽の光を浴びて紫に輝き、水面は澄み渡りきらきら瞬くという描写は、大地ありきの森町や大沼の自然を表すのにぴったりな言葉であり、同時にゆめぴりかの品種としての魅力を伝えるにも適切なニュアンスだと考えました。

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