Kyoto Seika University MOYO Project

2017

中川百音

SALAD

SNSの普及やAIの発達により、益々便利になっていく時代。何かを発信することも、買い物も、情報を得ることも、大抵のことは指先ひとつですぐにできてしまいます。誰かを思い手紙を書くことも、素材を感じてお金を払うことも、重い本を引っ張り出してページをめくることも少なくなりました。便利になっていく一方で本能で感じることや素材を味わう機会が減り、常に冷たさが付きまとっているように感じます。
その中で私は、音楽を聴いて体をリズムに揺らすように料理を味わうように、色の存在に驚いたり形の面白さを感じる機会があってもいいのではないかと思いドローイングを制作しました。
そしてそのドローイングをコンゴ共和国およびコンゴ主共和国のファッションの一種である「SAPE(サップ)」に影響を受け、ジャケットとパンツに展開しました。

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